理事長所信

理事長所信

一般社団法人 青梅青年会議所
2018年度 理事長所信及び基本方針

 理事長 宮﨑太朗

「新日本の再建は我々青年の仕事である」
戦後の荒廃の中、1949年、青年会議所の前身となる、東京青年商工会議所が設立された時の設立趣意書の一文です。

青年会議所運動は、祖国復興を原動力に始まり、その後、時代の変遷とともに、経済復興が進み、「明るい豊かな社会」の実現という目標に、自らの活動を進化させ、これまでの行動指針としてきました。

そして、1967年、今から51年前、全国で370番目の青年会議所として、青梅青年会議所が設立されました。

「われわれ青年は、学校を卒業して社会に入り、それぞれの職場に従事しながら、何かしらそれだけでは物足りなく、共に語り、共に喜び、共に励まし合う青年だけの共通の広場を求めていました。その純粋なる情熱を地域社会や国家の発展に寄与し、日本経済を自らの手で改善し、この社会をより楽しく、より美しくするため、ここに私達は、青梅青年会議所を設立しようと立ちあがりました」

これは、青梅青年会議所設立趣意書の冒頭に書かれた私たちの先輩の想いです。

設立51年目を迎え、一般社団法人青梅青年会議所として、新たなスタートを迎える今年、私たちメンバーが、創始の精神の原点に返り、創始の精神を次の世代のメンバーに受け継いでいくための一年にします。

 

青年会議所の三信条、事業目標をもとに運動しよう

 

青年会議所は、運動の基本を「個人の修練(Training)」、「社会への奉仕(Service)」、「世界との友情(Friendship)」の三信条におき、「明るい豊かな社会」の実現を共通の理想としています。

青年会議所運動とは、自己啓発、個人の「修練」を行う場であり、その培われた力を用いて、地域の発展のために、地域社会に「奉仕」することです。そして、地域のリーダーとなるために、個人の資質や会員相互の啓発、「修練」を積み重ねています。また、世界との「友情」を結ぶために、各地の青年会議所が、様々な事業を行い、国境を越えた友情の輪を広げています。

 

そして、青年会議所が掲げる事業スローガンが、「指導力開発と社会開発」です。

「指導力開発」 とは、民主的な集団指導力あるいは集団運営能力の研究と実践です。私たちは、一般社団法人青梅青年会議所のメンバーである前に、地域社会の一員であり、これからの地域の未来に対し、地域のリーダーとなる意識を持ち、責任を持って行動していかなければなりません。そのためにも、私たちメンバーは、常に学び、知識を深め、個人として成長できる機会を増やし、また、メンバー同士が切磋琢磨すること、さらに地域社会の中にあって、市民が目標に向かって一致協力するように働きかけながら市民とともに進む、その全過程が青年会議所のいう指導力開発です。

一方、指導力開発を推進する最も有効な手段として、青年会議所は 「社会開発計画」事業を中心とする運動を行っています。私たちの運動エリアである、青梅市、奥多摩町は、それぞれまちの課題を抱えています。われわれは地域社会の一員として、それぞれのまちの課題を市民の中から掘りおこし、社会開発計画による運動を展開し、新たな提案を地域、行政に対して行い、地域の方々とともにその解決をはかりながら、地域活性化事業に取り組んで参ります。

私たち一般社団法人青梅青年会議所は、青年会議所の三信条をもとに、メンバー個人の指導力開発、また、地域を活性化するための社会開発に取り組むための運動を積み重ね、「明るい豊かな社会」を実現して参ります。

 

元気で魅力あふれる青梅市・奥多摩町へ

 

日本は、右肩上がりの高度経済成長、人口増加の時代が終わり、人口減少、少子高齢社会を迎えました。私たちの運動エリアである、青梅市、奥多摩町も例外ではありません。青梅市では、現在の13万5千人の人口が23年後の2040年には、現在の人口から3万2千人が減少し、約10万4千人になるという人口予測が出ています。また、奥多摩町でも、人口減少が進み、空き家を活用し、移住者に提供するなど、定住支援対策、サテライトオフィスの誘致などの対策が行われていますが、青梅市、奥多摩町ともに、これらの問題に対する対策が十分であるとは言えません。

青梅市、奥多摩町では、人口減少問題だけではなく、地域経済を活性化させるための産業振興、雇用創出、子育て・教育環境の整備、医療・介護の体制充実、公共交通の整備、また、観光対策、公共施設の建て替えなど、様々な課題を抱えています。

私たち一般社団法人青梅青年会議所は、これからの地域を担っていく存在として、青年会議所運動を通し、様々な課題に向き合い、現在の地域の状況をしっかりと把握すること、理解することが必要です。青梅市、奥多摩町の「明るい豊かなまちづくり」の実現へ向け、地域を活性化するための事業の構築、地域が抱える課題をテーマにした例会の開催、また、将来の地域を担う子どもたちの育成を行うなど、課題の解決、地域の発展へ向けた運動を展開して参ります。

 

私たちの運動、関わりがその一助となり、人口減少が抑えられ、豊かな自然に恵まれているこの地域に住み続けたい、この地域で安心して子育てがしたい、この地域で仕事がしたいという方々が増えることによって、人と人とのつながりが広がり、まちのにぎわいが戻り、そして、みんなの笑顔があふれ、元気で魅力あふれる青梅市、奥多摩町になっていきます。

 

メンバー全員で会員拡大に取り組もう

 

一般社団法人青梅青年会議所のメンバー数が減少し続けています。メンバー数の減少が続く理由は、私たち一般社団法人青梅青年会議所の運動が、地域の方々にとって、入会したいと思えるような十分な評価が得られていないからではないでしょうか。様々な活動をする団体が増え、青年会議所しか無い時代ではなく、青年会議所もある時代に変わってきています。

このまま会員減少が続くと、一般社団法人青梅青年会議所の運営に大きな影響を及ぼし、メンバーひとりひとりへの負担が増え、団体としての存続が難しくなってきます。こうした状況を打破するために、メンバーの会員拡大を運動の最優先事項とし、拡大委員会だけではなく、メンバー全員で拡大を行う体制、仕組みを構築します。

次の世代の一般社団法人青梅青年会議所へ繋いでいくために、地域の方々に一般社団法人青年会議所の素晴らしさをこれまで以上に伝えることが必要です。また、青梅市、奥多摩町の発展のためには、地域のことを考え行動する、多くのメンバーが必要です。共に運動できる仲間が増えることによって、より幅広い、魅力的な運動ができるようになり、地域のさらなる発展に繋がります。会員拡大の重要性をメンバー全員が再認識し、責任と自覚を持って、会員拡大を進めて参ります。

 

メンバー全員で意識改革・組織改革に取り組もう

 

私は、会議のための会議、議論のない会議をしたくありません。これは一般社団法人青梅青年会議所の会議に限ったことではありません。私は、日々仕事をし、家庭を持ち、また、地域で様々な活動をしているメンバーの貴重な時間を無駄にしたくありません。また、これまで行われていたからという理由で検証もないまま、事業などを引き継ぐことにも反対です。

会社で例えれば売上、団体で例えれば会員数などになると思いますが、現状を維持しようとすると、売上は減り、会員数が減少する、これは世の常だと思います。売上を上げよう、会員数を増やそう、その思いがあることによって、どうやったらそれが実現できるのかを考えるようになるからです。しかし、何でも変えればいいとは思っていません。私たちのやり方がいまの時代、社会に合っているのかどうか、もし合っていないのであれば、やり方を変えればいい、とてもシンプルで簡単なことです。

私たち一般社団法人青梅青年会議所は、定款、諸規定をもとに運動を展開しています。この定款、諸規定の中には、理事会や毎月定例の例会開催の開催について、また、組織の人事など、私たちの運動方針が定められています。その中で、私たちが今後より運動しやすい体制、組織にしていくために変更するなど、未来志向の運営を心掛けます。変わることを恐れず、常に変化し続けるという気概を持って、運動して参ります。
また、近年、入会歴が浅いメンバーが増えたことから、従来の青年会議所の運営の形(かた)を改めて学んでもらい、しっかりとした組織運営、委員会運営ができる体制の構築に努めます。また、それに伴い、マニュアル化、パッケージ化、システム化を進め、考えること、中身を練ること、議論すること等に時間をかけられるよう、仕組みの効率化を図ります。

また、できない理由を並べるのではなく、どうしたらできるのかを考える、この発想を持ちながら、メンバーひとりひとりの意識改革に取り組んで参ります。

なぜ私たちは青年会議所の一員として運動を行っているのか、そして、青年会議所の運動理念である「明るい豊かな社会」の実現とはなにか。こうした根本を改めて考えるところから、意識改革、そして、組織改革が始まります。メンバー全員で意識改革、組織改革に取り組みます。

 

地域の方々、各種団体との協働を積極的に進めよう

 

一般社団法人青梅青年会議所は、これまで地域の方々、また、各種団体の方々と様々な事業を開催するなど、連携を図ってきました。これまでの連携をさらに深化させ、地域の方々、各種団体の方々との協働を積極的に進めます。私たちの団体の強みである、ネットワーク、機動力、そして、若さを最大限に活かし、地域から必要とされる団体になることによって、一般社団法人青梅青年会議所が地域社会とともに発展して参ります。

 

例会を個人の成長の場、交流の場、会員拡大の場にしよう

 

例会は、一般社団法人青梅青年会議所のメンバーが一同に会する場であり、地域の方々への運動発信の場です。私たちメンバーひとりひとりが例会に参加することによって、学んだ知識や経験をしっかりと青年会議所運動で実践すること、また、自らの成長の場、交流の場として捉え、地域の発展に繋げます。また、拡大対象者の方々に例会にご参加いただき、一般社団法人青年会議所の魅力を感じていただける、会員拡大の場とします。

 

将来の地域を担う子どもたちを育成しよう

 

これからの青梅市、奥多摩町を活性化させ、「明るい豊かな社会」を実現するためには、将来の地域を担う子どもたちの育成が必要です。

夢や目標がない、やりたいことが見つけられない、こうした子どもたちが増えています。家庭環境、学校環境など、様々な要因があると考えられますが、私たちメンバーは、無限の可能性を抱える子どもたちに対し、夢や目標を持つことの大切さを感じてもらうこと、また、夢や目標を持つことができる機会を作ること、その一歩を踏み出すために背中を押してあげるための事業を行います。

いま私たちが生きていること、生かされていること、日々生活することができていることへの感謝の気持ちを持ち、私たちメンバーが子どもたちと一緒になって考え、経験することによって、子どもたちと一緒に成長する場を作ります。

 

広報を戦略的に活用しよう

 

情報化社会を迎え、インターネット、ブログ、SNSなど、新たなサービスが次々に生まれ、スマートフォンの普及とともに、個人が簡単に情報を発信することができる、1億総発信時代となっています。こうした時代の中、我々メンバーは多くの情報の中から、その情報が正しいかどうかを識別することができるようになること、また、正しい情報を発信することができるようになるための、情報リテラシーを身に付けなければいけません。

私たち一般社団法人青梅青年会議所は、例会や事業など、私たちの運動をメンバーだけでなく、地域の方々に効果的に発信、周知することによって、地域の活力に繋げます。ホームページをリニューアルし、新たな情報発信サービスを取り入れるなど、発信しやすい環境を整えます。また、既存の媒体と連携しながら、広報を戦略的に活用することによって、一般社団法人青梅青年会議所の魅力を広く地域の方々に伝えます。

情報を発信するリテラシーはメンバー全員に必要なスキルであることから、広報を担当する委員会は設けず、それぞれのメンバーが必要なタイミングで、必要な発信ができる、メンバー総発信体制を構築します。

 

会員交流はメンバー全員で行おう

 

会員拡大によって、多くのメンバーが入会するため、メンバー間の交流を深める仕組みを充実させます。交流は全ての委員会、メンバー全員が担当し、組織を活性化させるためには、どのような交流が必要であるかを考え、行動してもらいます。一般社団法人青梅青年会議所に入会して良かったと感じていただけるような交流の体制を作り、一般社団法人青梅青年会議所の魅力が地域の方々に自然と伝わるようにして参ります。

 

むすびに

 

51年目という新たな年を迎え、諸先輩から受け継いだ歴史、伝統を改めて学び、受け継いだものに新たな発想や考えを加え、次の世代へと引き継いでいくこと、これが私たちの使命です。

一般社団法人青梅青年会議所の5年後、10年後を見据え、様々な改革を行っていくためには、メンバーひとりひとりの力が必要です。みんなでこれからの一般社団法人青梅青年会議所をつくっていきましょう。

 

 

基本方針

一.青年会議所の三信条、事業目標をもとに運動しよう

一.元気で魅力あふれる青梅市・奥多摩町へ

一.メンバー全員で会員拡大に取り組もう

一.メンバー全員で意識改革・組織改革に取り組もう

一.地域の方々、各種団体との協働を積極的に進めよう

一.例会を個人の成長の場、交流の場、会員拡大の場にしよう

一.将来の地域を担う子どもたちを育成しよう

一.広報を戦略的に活用しよう

一.会員交流はメンバー全員で行おう

スローガン

改革 ~Starting over~